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ケンコーマヨネーズ 島本国一社長 中長期経営計画を推進 社会環境に左右されない体質に

ケンコーマヨネーズは24年4月から、グループ中長期経営計画「KENKO Vision2035」を策定し取り組みを進めている。島本国一社長に取り組みの進捗状況について語ってもらった。

当社グループの中長期経営計画は、持続的な成長のために抜本的改革と企業価値のさらなる向上を目指すことを基本方針に掲げている。35年度までの12年間を4年ごとの3つのフェーズに分け、長期的な戦略と目標達成までの取り組みを実行する。現在はフェーズ1として「事業構造の改革」を進めている。

中長期経営計画の基本戦略は「成長戦略」「スマート化」「人材投資」「サステナビリティと社会的責任」。戦略ごとに27年度の重要KPIを掲げた。「成長戦略」ではNB商品比率を50%以上に高める。海外売上高についても17億円に、EC売上高を2億円に成長させる。「スマート化」では労働生産性を10%アップし、「人材投資」はエンゲージメント総合スコアを設定した。「サステナビリティと社会的責任」ではCO2排出量削減、モーダルシフトの導入、廃棄物削減を掲げている。

NB商品の比率を高めるべく、昨秋に東京では2年ぶり、大阪では5年ぶりとなるグループ総合フェアを開催。フェアでは当社グループが考える“サラダ料理”の世界観や商品を活用した業態別メニューを提案した。

「スマート化」ではDXの推進、バックオフィスでの業務効率化を図るためのAI導入、RPAの活用、既存業務フローやシステムの可視化を進めている。販売関連では商品単位で貢献利益の見える化データを活用した利益率向上を目指す。一方、生産関連では協働ロボットの導入による時間当たりの生産性向上を図る計画や、人材育成手法の工場を目指したマニュアル動画の導入を進めている。

「人材投資」では従業員のエンゲージメント向上を目的に意識調査を実施した。その結果を踏まえ、働きやすい職場の実現やインナーブランディングに取り組む。

「サステナビリティと社会的責任」では地球環境に配慮しエネルギーの使用状況を可視化し、効率的に管理するという取り組みを進めている。輸送手段の見直しを通じてモーダルシフトを推進しているほか、廃棄物削減については商品生産時に生じる廃棄物を資源として有効活用するサーキュラーエコノミーの実現に向けた対応を図る。本来なら食べられるのに廃棄されてしまう食材に付加価値を与えたアップサイクル商品の開発にも取り組んでいるところだ。

こうした内容を推進し、35年度には連結売上高1250億円以上、連結営業利益75億円以上を目指す。社会環境に左右されにくい事業体質を整えられるようにフェーズ1での事業構造の改革を遂行する。

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