能登半島の石川県七尾市に本社を構えるスギヨはこのほど、能登半島地震1年を経て、復興に向けて取り組む人々を映した映像をユーチューブで公開した。
七尾市や豪雨災害にも見舞われた輪島市の人たちを訪ね、復興へ歩む姿を映している。
映像では、和倉温泉の若女将や仮設商店街で営業する喫茶店のマスター、輪島塗の職人をはじめ、和菓子店、醸造所、港、水産加工会社、七尾市の放課後児童クラブの子どもたちなどが、厳しい状況にありながらも、復興に向けて取り組む強い思いなどを表現している。
また、映像で各所を訪問したのは、スギヨの主力商品カニカマを擬人化したキャラクターのカニカマ氏。同氏はカニカマ誕生50周年時である22年に制作したカニカマの開発秘話映像の記念短編映画「カニカマ氏、語る。」で語り手を務めていた。
スギヨも震災の影響で、工場などの復旧に半年を要した。同社は「能登の復興にはまだまだ時間がかかる」とし、今回の制作意図については「時間の経過とともに、人々の記憶から能登のことが薄れていくのは仕方ないと承知の上で『1年というタイミングで伝えなければいけないことがある』『能登の人たちの現在の姿を知ってほしい』思いで制作した」としている。
映像は、ユーチューブのスギヨ公式チャンネル「震災1年 カニカマ氏、語りたい。①」。
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