三菱食品のオリジナル菓子ブランド「かむかむ」シリーズが好調だ。2025年度のシリーズ販売金額は前年比110%と伸長。ロングセラーの「かむかむレモン」が堅調だったことに加え、25年度から通年販売を開始した「かむかむシャインマスカット」がシリーズの伸長率を上回っており、ブランド全体の認知率アップにも貢献した。
来年には発売25周年を迎える「かむかむ」ブランドの取り組みをまとめた。
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「かむかむ」ブランドの販売概況について、国内商品開発本部商品企画グループの篠原氏は「コンビニと近隣店舗での取扱い拡大が大きく寄与した」と分析する。
アイテム別では、旗艦商品である「かむかむレモン」に加え、25年3月から通年商品化した「かむかむシャインマスカット」がブランドの成長を大きく牽引した。
同商品は2022年に登場後、期間限定フレーバーとして展開していたが、岡山県産シャインマスカット果汁を使用した上品な甘みと、噛むほどに口の中に広がる爽やかな味わいが支持され、25年度からは年間販売を開始。昨年8月には「かむかむシャインマスカット」の新イメージキャラクター「ますかっぴよ」も誕生し、主力の「かむかむレモン」に次ぐ定番フレーバーに育った。
昨年は「かむかむレモン」に加え、「かむかむシャインマスカット」がコンビニを中心とした定番導入が進み、シャインマスカット単品で前年比大きく伸長し、かむかむシリーズ全体を牽引。活況を呈するグミ市場の追い風もあり、量販・ドラッグでも堅調な実績を残した。
「かむかむ」のメーンユーザーは20代から40代の女性。近年のグミ市場の拡大は、普段売場に足を運ばない新規顧客を呼び込む契機となった。その一方で、新商品のスピードアップや他商品の増加など売場競争は激化している。
こうした中、同社は25年度に多様なプロモーションを敢行。9月6日を「かむかむレモンの日」に制定し、東京駅や大阪駅での交通広告を展開したほか、インバウンド需要の多いエリアでのサンプリングを実施した。
さらに、三菱食品の創立100周年を記念した全国7都市でのポップアップストアへの出店、オフィシャルパートナーを務めるJリーグ・浦和レッズのホームゲーム協賛(MATCH PARTNER かむかむレモン)など、生活者とのリアルな接点の創出に注力した。
昨年末に実施した調査で「かむかむ」の認知率は前年からさらに上昇。「特に店頭外での認知・誘導が顕著に上がった。生活者向けイベントが認知拡大に大きく寄与することを改めて実感した」(かむかむブランド担当の加地氏)。
コンビニおよび近隣店舗、スーパーマーケット・ドラッグストアでの店頭配荷拡充を推進する営業活動と、SNSや各種プロモーション活動による生活者接点強化の両面で全社一丸となった取り組みが奏功。「かむかむ」シリーズの拡販とブランド認知率向上につなげた。




