加工食品調味料・カレー類ケンコーマヨネーズ 市場の課題解決とサステナ軸に 春夏新商品を発売

ケンコーマヨネーズ 市場の課題解決とサステナ軸に 春夏新商品を発売

ケンコーマヨネーズは2月1日から、春夏向け新商品5品を発売する。食市場の課題解決と食の可能性を広げ未来につなげることを開発テーマとした。

「宮城県産きざみ元茎わかめのドレッシング」(1ℓ)は、食用としては未利用の元茎わかめをアップサイクル。元茎わかめはウニやアワビのえさとなる以外は、未利用部位として廃棄されていた。同社による宮城県産元茎わかめを使った商品はサラダ、総菜に続き3品目。幅広い業態で使いやすいドレッシングとして商品化した。具材感や食感を楽しめるのが特徴。自社のサステナブル方針に基づき食品ロスの削減を目指す。サラダや和え物、麺、丼物などへの利用を想定。居酒屋、回転寿司、カフェ、総菜量販店、学校給食などのユーザーをターゲットにしている。

「薫るトリュフのポテト」(1㎏)は食市場のトリュフブームを背景に、メニューに付加価値を与えたいという要望に応えたもの。高級感のあるトリュフを同社が得意とするポテトと掛け合わせた。

欧州産トリュフのパウダーを使用したほか、ポルチーニ、マッシュルームを加え、味の深みにこだわった。薄切りのじゃがいもを使い、パンやピザ生地などに塗り広げやすい設計に。固形感と手作り感を味わえる。焼成後はより芳醇なきのこの香りを楽しむことができる。ベーカリーやカフェ、ホテル、総菜量販店、ファミレスなどでの利用を見込む。

「FDF Plus春雨サラダしそ風味」(1㎏)は、製造日プラス90日の賞味期間で食品ロス削減を目指した商品。これまで製造日プラス45日の賞味期間だった主力の「春雨サラダしそ風味」をリニューアルした。FDFシリーズでは最長の賞味期間となる。しそ味のノンオイルドレッシングを使用。つるんとした食感の緑豆春雨に、にんじん、きゅうり、きくらげを加え、彩りを豊かにした。

「WABI−DELI」の2品
「WABI−DELI」の2品

昨年2月に立ち上げた和総菜ブランド「WABI-DELI」からは、「仙台麩とじゃがいもの煮物」(450g)と「おからの炊いたん」(450g)を発売。日本各地の食材や食文化に着目し、いずれも和食を楽しみに訪日する外国人観光客の要望に応えた商品だ。

「仙台麩とじゃがいもの煮物」は宮城県の郷土食材である「仙台麩」に着目し、こだわりの野菜と昆布だしで上品な味わいにした。大きくカットされた具材が手作り感を演出する。

「おからの炊いたん」は京都おばんざいの代表。5種の具材入りで、だしの染み込んだ関西風の奥行きある味わいに仕上げた。いずれも冷凍食品で、流水や冷蔵庫での解凍を推奨。ホテル、居酒屋などでの利用を想定している。現在は主に国内ユーザー向けに販売しているが、今後は輸出も進める考えだ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。