12.2 C
Tokyo
10.5 C
Osaka
2025 / 11 / 23 日曜日
ログイン
English
加工食品健康・機能性食品明治 腸内細菌研究を推進 ブルガリアに共同研究拠点
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

明治 腸内細菌研究を推進 ブルガリアに共同研究拠点

明治は、ブルガリア国内で乳製品の製造・販売、国外へ乳製品や乳酸菌スターター販売を行う国営企業LBブルガリカム社(以下、LBB社)と10年間にわたる長期共同研究契約を締結した。今後はブルガリアに新たな共同研究拠点を設立し、おいしさ・健康・品質における先端研究を推進する。

LBB社は、明治へ「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドのライセンスを付与するとともに、共同研究の取り組みなどを通じて長年にわたるパートナーシップを築いてきた。長期共同研究契約の締結で、約50年間にわたり良好な関係を築いてきたブルガリアとのさらなる関係強化を図る。

共同研究拠点について明治は「不老長寿説へと連なるブルガリアの伝統的な食文化と、それを支える乳酸菌などの豊富な遺伝資源に、最新の科学技術を組み合わせた研究を通じて新たなイノベーション創出を目指す。得られた知見を活用した新たな健康価値商品を提供する」など説明。

今後の具体的な取り組みは次の通り。

①首都ソフィアに最新の研究機器をそろえた新たな研究拠点を共同設立
②明治研究員がブルガリアに長期滞在し、おいしさ・健康・品質領域の研究活動を行う
③ブルガリア国内から新たな微生物を収集し研究資源を拡充
④風味・物性・品質に優れたヨーグルトの新規スターターの開発
⑤腸内細菌研究を軸とした健康長寿研究

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点