ダノンジャパンは、高たんぱく、腸活、スイーツの3領域を成長ドライバーにヨーグルト事業を拡大している。健康志向の高まりを背景に「オイコス」「ダノン ビオ」を中心とした主力ブランドが好調に推移しており、新商品投入と生産体制の強化を通じてさらなる成長を目指す。
高たんぱくカテゴリーでは、「オイコス」のドリンクタイプが成長を牽引する。2024年の発売以降販売を拡大し、26年5月時点で市場シェアは約2.9倍、販売本数は約3.8倍に伸長。今年3月には高吸収タンパク質25gを配合した「オイコス PRO プロテインドリンク 高吸収タンパク質25g リッチバニラ風味」を投入。
男性層を中心に支持され、販売本数、市場シェアともに一段と伸ばしている。定番のカップ商品も堅調で、足元では期間限定「オイコス プロテインヨーグルト 高吸収タンパク質 マンゴー」が想定を上回る人気となった。
腸活領域では、「ダノン ビオ」ブランドとして7年ぶりのドリンク商品「脂肪燃焼ヨーグルトドリンク」に注力する。脂肪燃焼効果が報告されている希少糖アルロースと、生きて腸まで届くBE80菌を組み合わせ、ダイエットと腸活を1本でサポートする商品として展開。忙しい日常でも続けやすい手軽さが支持され、小容量ドリンク市場の拡大を追い風に販売を伸ばしている。
「ダノン ビオ」の4連タイプでは、季節限定フレーバーが好調だ。夏限定の「メロンと白桃」「洋梨&マスカット」も好評で、同社はいちじくやアセロラなど個性的な味わいよりも桃など親しみやすいフルーツの人気が高い傾向とみている。
一方、「ダノン 大人の賢いスイーツヨーグルト」は、ヨーグルトユーザーだけでなく、ケーキやデザートを楽しむ層の需要も取り込む戦略商品として育成。「同ショコラフォンデュ」は計画を上回る販売となり、新フレーバーも投入した。健康と満足感を両立するスイーツとして新たな食シーンを提案している。
こうしたブランドの伸長を背景に、同社は150億円超を投じて群馬県館林市の自社工場を拡張する。約7000平方メートルを増築し、2028年から新たな生産体制を稼働。
「ダノン ビオ」「ダノン オイコス」「ダノン ヨーグルト」の安定供給に加え、今後拡大が見込まれる健康ニーズや新たな製品カテゴリーにも対応できる生産基盤を整備する。
