精糖大手のDM三井製糖は10月10日、全国各地の銘店から選りすぐった和菓子を一堂に集め「和菓子縁日」を開催した。高島屋のカリスマ和菓子バイヤー・畑主税氏や榮太樓總本鋪の協力のもと、全国53店舗から計55品を出品した。
「和菓子縁日」の開催は今回で9回目。本年2月の第1回を皮切りに毎月恒例のイベントとしている。今回はDM三井製糖本社ビル(港区芝)の前庭で開催。森本卓社長や佐藤裕副社長のほか多くの同社社員が売場に立ち、イベントを盛り上げた。
北海道(五勝手屋本舗「回/Re:Fruit」)から沖縄県(南島製菓「こんペん」)まで、全国各地の和菓子が購入できるとあって、当日は開始時刻(午前11時30分)の前から長蛇の列ができた。近隣の主婦や学生・会社員など約500名が来場し、「和菓子縁日」は盛況裡に終了した。
同社は昨年5月に港区芝に本社移転。こうした取組みは、「スプーン印」「ばら印」でおなじみの砂糖会社として地域貢献活動の一環としている。また、和菓子の美味しさをあらためて実感してもらうことで、全国の和菓子屋を応援するきっかけになればとの思いも込められている。