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加工食品菓子菓子卸・ナシオが過去最高の売上高 地域に根差した取り組みなどが奏功
KNOWLEDGE WORK 20260303

菓子卸・ナシオが過去最高の売上高 地域に根差した取り組みなどが奏功

 菓子卸・ナシオの前期(5月期)売上高が前年比約20%増の約641億円に達し過去最高を記録した。

 7月24日、TOC有明コンベンションホール(東京都江東区)で開催された「2024お菓子・スイーツ展示・商談会」で出展メーカーに向けて冒頭挨拶した平元彦社長は「地域と地域をつなぐのが菓子問屋としての使命。ここ3年、本当に全国各地の商品をお届けするという思いから強化して販売してきた。過去最高の決算となり本当に皆様のご協力のおかげ」と感謝の意を表した。

 増収要因については「半分は値上げによるもの。もう半分はやはり地域に根差して取り組んだ結果」と説明する。

平元彦社長
平元彦社長

 ナシオは近年、地域商品の発掘を強化。同社でしか取扱いできないようなキラーアイテムや新規の仕入れルートを開拓して売上を拡大している。

 開拓には、本社(北海道札幌市)と首都圏本部(東京都港区)を中核に、東北支店(宮城県仙台市)・関西支店(大阪府大阪市)・中部東海支店(愛知県名古屋市)・中四国支店(広島県広島市)・九州支店(福岡市博多区)の全国7拠点を活用。

 「営業部は、小売企業さまへの営業活動が基本だが、会社から新たに自らのエリアの商品を発掘するというミッションを与え、どんどん開拓し全て共有している」という。

 関連会社のノースカラーズが手掛けるオリジナル商品の好調も増収に寄与。「5年前のノースカラーズの売上規模は約4億円だったのが20億円に達した。前年比では10%程度伸長した」と語る。

ノースカラーズ商品「おいしい純国産」シリーズ
ノースカラーズ商品「おいしい純国産」シリーズ

 ノースカラーズ商品の牽引役は、調味料(アミノ酸)・保存料・着色料・香料を一切使用せず原料のすべてを国産とする「おいしい純国産」シリーズ。健康志向層ほか、小さな子どもを持つ母親から支持を集め右肩上がりに成長している。

 定番アイテムは「無添加ポテトチップス」。同商品が中核となり、成長に伴ってアイテム数を徐々に拡大し現在33品に上る。

 そのほか小売PBの開発部門も高い伸びをみせているという。

 展示商談会は今回、東京での開催としては約12年ぶりとなった。会場には、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯の菓子・スイーツ100社が出展した。

ノースカラーズ商品「さっぽろ純連ポテトチップス」
ノースカラーズ商品「さっぽろ純連ポテトチップス」

 開会前、平社長は「本日の来場は、北は北海道から南は九州・福岡まで約280人の全国各地のバイヤーさま、またはその上層部の方々がご来場いただける予定になっている。全国の各地の名産品やブランドが求められていると、この集客見込みから感じられた」と述べる。

 今回は、「スーパーさまとメーカーさまをつなぎたい」との思いから形式を刷新。「12年前は市場データのパネルなどを掲示したいわゆる展示会だったが、今回は振り切って商談会にした」と説明する。

 市場環境については「秋以降はカカオ豆の高騰でチョコレートの値上げが物凄く、値ごろ感を失いかねないため、ビスケットやチョコビスケットの提案を含めて議論が必要。コメ不足もあり順次対応していかなくてはいけない。猛暑については冷蔵の期間が長引くことでコストアップとなりそうだ」との見方を示す

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