14.3 C
Tokyo
13.8 C
Osaka
2026 / 02 / 14 土曜日
ログイン
English
その他許認可・行政農業基本法の改正を評価 食品産業の位置付けが明確化 食品産業センター

農業基本法の改正を評価 食品産業の位置付けが明確化 食品産業センター

一般財団法人食品産業センターの荒川隆理事長は“農政の憲法”と言われる「食料・農業・農村基本法」の一部改正に関する法案が国会で成立したことを受け、従来の食品産業は農林水産業との関係性が中心だったが法改正により「食料安定供給実現のために欠かせない産業」と捉えられ、「食品産業がしっかり位置付けられた」として評価した。「今まで食品産業は、国内農業のオマケのように捉えられてきたが、法改正により農業と食品産業がウインウインの関係になった」と語った。

改正基本法により

①農業と同様に、食品産業の発展を通じた食料供給能力の確保が規定されたこと②農業生産だけではなく、食品製造・流通・消費に至る一連の流れを「食料システム」として概念を明確化し、規定されたこと③国内農業との連携強化に加えて、食品産業における新規事業創出及び海外における事業展開の必要性が規定され、「食品企業にとって製品輸出は大事だが、海外事業展開にも後押ししてほしいと要望してきたが、これがしっかり規定された」とした。

適正な価格形成については、従来の需給事情及び品質評価が適切に反映されるべきとの市場メカニズムに加えて、食料の持続的な供給に要する合理的な費用が考慮されるべきとの規定が盛り込まれたことなどをポイントに挙げ、「食料システムの当事者の誰もが抱えているコストを考慮して、川下に転嫁できるようにしていかなければならないことが明記されている。農産物の一次取引だけに着目した仕組みにならなくてよかった」と語った。

適正な価格形成については、引き続き「適正な価格形成に関する協議会」での検討を一層深化させ、来春の次期通常国会に、適正な価格形成に関する法制度も含めた食品産業・食料システムの総合的な支援法の制定を強く要望する。

その他の主要ポイントとして食料安全保障の定義、多様な担い手の位置付け、環境に調和した農業、農村の振興などが盛り込まれ、来年3月をめどに、施策の具体化と食料自給率目標等を定める新たな「食料・農業・農村基本計画」が策定される予定。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。