セブン-イレブンの大型店舗「SIPストア」好発進 焼成パンやFFで手応え 標準店への水平展開急ぐ

セブン-イレブンの新大型店舗「SIPストア」1号店として2月27日にオープンした「セブン-イレブン松戸常盤平駅前店」が好スタートを切った。

次世代店舗の創造に向けて、「SIPストア」の好調商品や好事例を全国の標準店に水平展開していくのが「SIPストア」の主目的。青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長兼商品本部長は「『SIPストア』で販売が好調なものについては、いかに早く2万1千店舗に拡大するかが重要」と語る。この考えのもと、商品本部内に次世代商品開発課を3月に新設して拡大のスピードを早める。初動段階で好調に推移し、水平展開の候補としては焼成パンやカウンターティーの「セブンティー」を挙げる。

「セブンティー」については「一部の店舗でテスト販売しており、『SIPストア』では非常に好調に推移していることから、開発スピードあるいは展開スピードを早めていかなければならないと思っている」と語る。

そのほか冷凍食品、野菜、果物の販売も上々。「今後の新しいセブン-イレブンの品揃えのやり方ということを改めて考えさせられた」との手応えを語る。