10.7 C
Tokyo
6.9 C
Osaka
2025 / 12 / 26 金曜日
ログイン
English
その他SDGs昭和産業 再生可能エネルギー電力を導入 CO₂排出量削減を推進

昭和産業 再生可能エネルギー電力を導入 CO₂排出量削減を推進

昭和産業は、家庭用製品の主要製造拠点である船橋工場(千葉県船橋市)と併設するRD&Eセンターに、太陽光発電設備およびCO2フリー電力を導入する。これにより、同工場の使用電力を実質100%再生可能エネルギーとする。

船橋工場では施設内にPPAモデル(電力販売契約)による太陽光発電設備を設置し、24年2月から稼働を開始した。同設備の発電能力は270kw、年間発電量は約500MWhを想定。CO2排出量を年間約200t程度削減できる見込みという。

また、太陽光発電で賄っている以外の船橋工場の使用電力および併設する研究開発拠点(RD&Eセンター)の使用電力についても、24年4月からすべてCO2フリー電力(発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギーの証書を活用した電力)に切り替える。これにより、年間6千900tのCO2削減効果を見込んでいる。

あわせて、プレミックス製品の主要製造拠点である鹿島工場・潮来ミックス分工場(茨城県潮来市)でもCO2フリー電力を導入し、使用電力を実質100%再生可能エネルギーに切り替える。同工場では22年5月からPPAモデルによる太陽光発電設備が稼働し、約150tのCO2排出量削減効果を生み出しているが、この4月から太陽光発電で賄っている以外の使用電力についても、すべてCO2フリー電力に切り替える。これにより年間約740tのCO2削減効果を見込む。

同社グループは環境目標としてCO2排出量を2025年度までに13年度比30%以上、2030年度までに46%以上削減する目標を掲げている。今回の再生可能エネルギーの利用に加え、省エネの推進、燃料転換などを加速し、地球温暖化や気候変動などの環境対策を積極的に推し進めることで、引き続き環境に配慮した活動を行う。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。