さとうは2月22日、大阪府枚方市に「フレッシュバザール(FB)枚方藤阪駅前店」をオープンした。グループ84店目(うち食品SM71店)、府内では7店目。
JR学研都市線・藤阪駅の西側約200mに位置し、国道1号線と第二京阪道路を結ぶ市道に面する。近隣に小学校や住宅が並び、隣接地では新たな住宅の開発も予定されている。
売場面積は988㎡で、昨年6月に開店した「FB交野星田パーク店」(大阪府交野市)より一回り小さいタイプとなるが、同様に日本海の鮮魚をはじめ、北近畿の練製品や地酒など、大阪の店舗で人気の地場商品を集める。
店内調理を含めた惣菜・ベーカリーを充実させたほか、生鮮の冷凍を強化し、畜産ではホルモン、水産では塩干のサケやサバを冷凍品として展開する。
敷地面積6千788㎡、駐車117台、駐輪106台、営業時間8~22時、商圏人口(2キロ圏内)は3万1千722人・1万1千932世帯。
「西へ向け開発」 佐藤社長が出店構想
佐藤総二郎社長は今回の新店と今後の店舗開発について次の通り話した。
枚方市との縁は深く、11年前に大阪府内初の店(枚方山田池店)を開き、現在7店中3店が市内にある。初出店した当初は馴染みも薄かったが、日本海の鮮魚などの品揃えやEDLPが認知され評価が高まった。
この店舗は周辺人口の増加が見込まれる有望な店である。グループの標準型で、収益力の高い店になる可能性を持っている。
今年の夏には京都府井手町に出店する予定で、これにより大阪府北部と京都南部のエリアで10店体制となる。学研都市線の沿線は増えたが、西方面がまだ少ない。今後は西へ向けた店舗開発を考えたいが、一方で開発費が高騰し工期も長くなっている。いかに工期を短く、コストを抑え出店できるかシビアに考える必要がある。