日清オイリオグループは、日本初のサラダ油「日清サラダ油」発売から100年を迎え、家庭用食用油のさらなる進化を実現した新製品「日清ヘルシークリア」を2月28日から全国発売した。
「日清ヘルシークリア」は同社の技術を結集したウルトラ酸化バリア製法で、油の大敵である酸化を徹底的に抑制。作り立ての油のおいしさが持続し、鮮度長持ちサビないオイルという家庭用油の新たな価値を提案する。
このほど開いた発表会で、久野貴久社長は「1924年に日本初のサラダ油『日清サラダ油』を発売し、今年は100年目の記念すべき年にあたる。野菜サラダにそのままかけて食べられる『日清サラダ油』は、今日の豊かな日本の食生活向上に貢献してきた」と振り返ったうえで、「新製品の『日清ヘルシークリア』は当社の技術を結集し、油の大敵である酸化を抑え、油をおいしい状態で提供できるようになった。今後も価値ある食用油の提供を通じて、お客さまの食卓をもっとおいしく、もっと健やかにしていくための努力を続ける」と語った。
発表会では、食品事業本部ホームユース事業戦略部の福田純二部長が「食用油を通じた日本の食卓への価値提供」と題して、「日清サラダ油」誕生から今日までの家庭用食用油の市場発展の歩みと、100年目の新技術によって実現した「日清ヘルシークリア」の提供価値を説明。「お客様のインサイトにある油の酸化への不安や不満を解消し、“鮮度長持ち!サビないオイル”という新たな価値を伝える」と語った。
続いて、日清オイリオ中央研究所研究1課の吉村和馬課長が、「日清ヘルシークリア」で実現した酸化抑制技術について説明。同社の技術を結集した「ウルトラ酸化バリア製法」は、製造時の酸化油脂の生成を抑制する「Neoナチュメイド製法」、超微細な窒素バブルで油中の酸素を追い出す「日清ウルトラファインバブル製法」、充填後の容器内のヘッドスペースに窒素を充填し開封前の酸素との接触を防ぐ「酸化ブロック製法」の3つの独自技術を組み合わせることで、油の酸化を徹底的に抑制した。
また、発表会では同社の新たな広告キャラクターとして「ドラえもん」を起用することを発表。“あんなこと、できたらいいな”という願いをかなえ、いつも温かく見守ってくれるドラえもんの姿と同社の取り組みを重ね、「これからも夢のある未来を創造する企業でありたい」(久野社長)と意欲を示した。