猛暑で苦戦したチョコ菓子ながら続伸した「しみチョココーン」はSDGs貢献商品 おいしさ+常温流通・常温保管が強み ギンビス

 この夏、猛暑で苦戦したチョコレート市場を尻目に、ギンビスのチョコスナック「しみチョココーン全粒粉」(しみチョココーン)は伸び続けた。

 10月17日、取材に応じた営業本部広報担当の吉村萌子さんは「チョコスナックは夏場に低迷するイメージを持たれるが、『しみチョココーン』は安定して売れ続けている」という。

 「しみチョココーン」の特徴は、「いいあんばいでお口の中でチョコが溶ける」おいしさに加えて、同社独自技術の含浸(がんしん)技術を用いてコーンパフにチョコをしみ込ませて手にチョコが付きにくい点にある。

 常温流通・常温保管できることから、SDGs貢献商品として評価される動きも出始めているという。

 「通常、チョコを運搬する際はCO2を排出するドライアイスや保冷配送を使うが、『しみチョココーン』には不要で環境にやさしく、運搬コスト削減にもつながる。その点に気づいていただいている流通企業様は少しずつ増えている」と説明する。

「しみチョココーン」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「しみチョココーン」

 地球環境に敏感なZ世代などの取り込みも視野に、同社は今後、「しみチョココーン」でのSDGsの訴求強化を検討していく。