逆光線(コラム)相互理解と協調
カナエ モノマテリアルパッケージ

相互理解と協調

業務用卸の業績改善が進んでいる。トーホー、尾家産業、大光、久世、サトー商会の上場卸5社は相次いで上方修正を発表した。

▼コロナ禍で落ち込んだ外食需要が戻ってきたことに加え、インバウンド需要も回復。売上げはコロナ前の水準を上回り、利益面でも過去最高益の更新を見込む企業も多い。

▼コロナからの回復が好業績の直接的な要因であることに違いないが、根底にはこの3年間、徹底的な合理化を図ってきたことがある。配送回数の削減や受発注の見直し、業務改善により損益分岐点の引き下げを実現。営業現場では、従来は言い出しづらかったことも、コロナに直面し、顧客と腹を割って話し合えるようになった。

▼2024年問題を目前に控え、長時間の荷待ち・荷役作業の改善に向けて、メーカー・卸間の取組ガイドライン案がまとまった。持続可能な物流の構築には製配販三層の協調が不可欠。長年の慣習で曖昧だった部分を見直し、サプライチェーン全体の効率化に向けて、双方が互いの目線を合わせ、継続的な取り組みを重ねていくことが求められている。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。