12.4 C
Tokyo
10.1 C
Osaka
2025 / 12 / 08 月曜日
ログイン
English
加工食品調味料・カレー類「お肉にのせるソース」関東中心に全国へ オタフクソース

「お肉にのせるソース」関東中心に全国へ オタフクソース

オタフクソースは新たに「Gochi On ミート」シリーズを立ち上げ、9月1日から「お肉にのせるソース」2品を新発売した。小学生のいる世帯をターゲットに、焼いた肉にのせる新しいソースを提案。「関東を中心に全国の皆さまにお届けする」(佐々木健一郎執行役員マーケティング部部長)。190g、税別希望小売価格250円。初年度(発売後1年間)売上目標は2品で1億円。ソース市場の活性化に向け、新しいソースを展開する。

オタフクソースは、ソース市場の現状を踏まえ、さらに関東エリアやお好み焼ソース以外のソースを強化するため、関東を中心に全国に届ける新しいソースの開発に着手した。伸長傾向にある肉メニュー、その中でもソテーメニューに着目し、メーン原材料に「たまねぎ」「レモン」を選定。「Gochi On ミート お肉にのせるソース」の「香味野菜&粒たまねぎ」と「瀬戸内レモン&粒にんにく」を開発した。

佐々木健一郎執行役員(オタフクソース)
佐々木健一郎執行役員(オタフクソース)

フランス料理の隠し味に使われるガストリックソースを使用してコクを出していることが特徴の一つ。「香味野菜&粒たまねぎ」には日光工場で生野菜から抽出する野菜スープを、「瀬戸内レモン&粒にんにく」には石つぼ仕立てのカレー粉を隠し味に使用するなど、メーン原材料以外の素材、隠し味にもこだわり、焼いた肉がごちそうにワンランクアップするソースに仕上げた。

同社は「秒でディナー」をキャッチコピーにプロモーションに取り組む。TVCMを10月21~29日の期間、関東、大阪、東北の各エリアで放送予定。「美味しい」「使える」「ワクワクする」といったポイントを分かりやすく伝える。大規模サンプリングも実施する予定。10月上旬から関東エリアのABCクッキングスタジオを通して1万人に配布する。小袋の試供品も用意している。10月から順次、全国のスーパー店頭や保育園などを通して10万食を配布する。そのほか、10月から順次、全国のスーパー店頭で試食販売を実施する予定だ。

同社は8月29日、都内で報道関係者と一般参加者を対象とした「2023年秋冬新商品発表会~説明会・体験会~」を開いた。東京で初の開催となった発表会には佐々木執行役員マーケティング部部長、大出隆司執行役員営業本部副本部長兼東京支店支店長、商品企画担当の藤本博子マーケティング部家庭用商品企画課シニアスタッフ、販促担当のマーケティング部販促課チーフスタッフらが出席し、新商品を発表した。説明会後の体験会ではABCクッキングスタジオの講師が調理と盛り付けを実演し、一般参加者が盛り付けを体験した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。