江崎グリコは、レトルトどんぶり商品群で売上ナンバーワンの「DONBURI亭」シリーズを11月7日から商品の付加価値を高めて刷新する。同時に価格改定も実施するが、新たに「焼あご」も加えて開発したシリーズオリジナルの「極旨だし」でおいしさを向上させる。
「DONBURI亭」シリーズは、売れ筋1位の「牛丼」を始め、「中華丼」「親子丼」「すき焼き丼」「カレー南蛮丼」の5種類の味を箱型で展開。中でも主力の「牛丼」「中華丼」「親子丼」は3食パックを、さらに「牛丼」「中華丼」はコンビニ向けの袋ごとレンジ調理できるスタンディングパウチもそろえ、シリーズ計10SKUをラインアップし、消費者から高い支持を得ている。
今回のリニューアルのコンセプトは「素材を味わう極旨レトルトどんぶり」。開発した「極旨だし」は、既存の「かつお」「昆布」に、新たに「焼あご」を加えた3種の合わせだしで、各配合は3種の黄金比により旨みを最大化した。新パッケージでは前面で「極旨だし」を訴求する。中華丼は「XO醤のコク」と表記する。
このように素材由来の原料でおいしさを向上させる一方、添加物や塩分は低減させた。ユーザーは、健康を意識する子有り夫婦世帯、料理をしたくない単身有職者を中心に訴求する。
価格は、箱型5品が現行の275円を292円に、3食の3品は605円を659円に、スタンディングパウチの2品は308円が345円となる。
同社ではリニューアル後の売上を後押しするため、年末の需要期に向けた新たな消費者キャンペーンを展開するほか、「極旨だし」を大々的に訴求する店頭向けPOPも作成し、売場を活性化させていく。