9 C
Tokyo
6.9 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品「DONBURI亭」11月刷新 「極旨だし」で価値向上 江崎グリコ

「DONBURI亭」11月刷新 「極旨だし」で価値向上 江崎グリコ

江崎グリコは、レトルトどんぶり商品群で売上ナンバーワンの「DONBURI亭」シリーズを11月7日から商品の付加価値を高めて刷新する。同時に価格改定も実施するが、新たに「焼あご」も加えて開発したシリーズオリジナルの「極旨だし」でおいしさを向上させる。

「DONBURI亭」シリーズは、売れ筋1位の「牛丼」を始め、「中華丼」「親子丼」「すき焼き丼」「カレー南蛮丼」の5種類の味を箱型で展開。中でも主力の「牛丼」「中華丼」「親子丼」は3食パックを、さらに「牛丼」「中華丼」はコンビニ向けの袋ごとレンジ調理できるスタンディングパウチもそろえ、シリーズ計10SKUをラインアップし、消費者から高い支持を得ている。

今回のリニューアルのコンセプトは「素材を味わう極旨レトルトどんぶり」。開発した「極旨だし」は、既存の「かつお」「昆布」に、新たに「焼あご」を加えた3種の合わせだしで、各配合は3種の黄金比により旨みを最大化した。新パッケージでは前面で「極旨だし」を訴求する。中華丼は「XO醤のコク」と表記する。

DONBURI亭3食パック中華丼(江崎グリコ)
DONBURI亭3食パック中華丼(江崎グリコ)

このように素材由来の原料でおいしさを向上させる一方、添加物や塩分は低減させた。ユーザーは、健康を意識する子有り夫婦世帯、料理をしたくない単身有職者を中心に訴求する。

価格は、箱型5品が現行の275円を292円に、3食の3品は605円を659円に、スタンディングパウチの2品は308円が345円となる。

同社ではリニューアル後の売上を後押しするため、年末の需要期に向けた新たな消費者キャンペーンを展開するほか、「極旨だし」を大々的に訴求する店頭向けPOPも作成し、売場を活性化させていく。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。