加工食品調味料・カレー類アレルゲンフリーの透明調味料 低塩、マスキング効果も モリタ食材開発研究所
カナエ モノマテリアルパッケージ

アレルゲンフリーの透明調味料 低塩、マスキング効果も モリタ食材開発研究所

モリタ食材開発研究所(大阪市)は透明な醤油風調味料「味譜一番(あじふいちばん)」の拡売に力を入れている。

同商品は米と大麦由来の発酵調味料。醤油と異なるのは、小麦・大豆を含むアレルゲン28品目を使っていないこと。グルテンフリーでもある。

一般的な醤油は加熱すると香ばしさが増すが、「それをなくすことで可能性が広がる」(生産管理室・松田勝英室長)という。つまり、透明で香りがないため素材の色や香りを損なわず、旨味を引き出すことができる。白だしや淡口調味料と比較し、塩分も低い。

和風はもとより、「味譜一番」とハーブを鶏肉ミンチに加えイタリアン風のつくねに、みりんや酢と合わせると油淋鶏のタレに、水分を抜いたヨーグルトに塩こしょうと一緒に加えるとマヨネーズ風というように、他の調味料と合わせることで和洋中問わず広く活用できる。

食品メーカーなどへ向け10㎏、20㎏の商品をラインアップするが、業務用でも500g、1㎏への要望が強まっている。「飲食店や惣菜などへの提案も強化する」(同)考えだ。マスキング効果もあるため、大豆ミートに使うと大豆臭が抑えられる。さらに、白米に加え炊飯すると「色と香りはそのままでモチモチに炊き上がり、新米によみがえるような効果がある」(同)と強調する。

家庭用では「味譜一番」に砂糖と酢を合わせた三杯酢、醤油やごま油等を加えたドレッシングなど、黄金比率とともにレシピを公開している。「実際に使ってもらっている飲食店などの力も借りながら、アピールしていきたい」(同)と意気込む。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。