アサヒグループ食品は、錠菓のトップブランド「MINTIA(ミンティア)」で新規顧客開拓として若年層向けにおいしさを追求した新商品を投入するなどして上期(12月期)好調の勢いを加速させる。
10~20代の若年層ユーザーのリフレッシュシーンに向けたラインアップ強化策として9月4日に新発売するのは「いちご&ヨーグルト」と「チョコ&バナナ」の2品。
2品とも2種類の粒が混ざっており“1粒ずつでも2粒一緒でもおいしい、3つの味が楽しめるタブレット”をコンセプトとしている。
「いちご&ヨーグルト」は、いちご味のタブレットとヨーグルト味のタブレットが混在し、異なる種類の2粒を同時に食べると、いちごヨーグルト味が楽しめる。
一方、チョコ味のタブレットとバナナ味のタブレットが混在する「チョコ&バナナ」では、異なる種類の2粒を同時に食べると、チョコバナナ味が楽しめるように仕立てられている。
レギュラータイプとともに上期好調の牽引役となった「ブリーズ」シリーズでは、「クリアプラスマイルド」を10月2日にリニューアル発売する。
新型コロナウイルスが5類へ移行し、対面で接する機会が増加したことなどによるエチケットニーズの高まりに対応すべく、リニューアルでは、緑茶ポリフェノール量を従来品の1.5倍に増量した。
これにより「口に入れた瞬間に感じる甘みと後味の甘さを抑えることにより、おいしさは維持しながらよりすっきりとした味わいを実現した」(アサヒグループ食品)。
「ミンティア」の2023年売上高目標は前年比8%増の160億円。
上期はレギュラータイプと「ブリーズ」シリーズが牽引したほか「ワンピース」とのコラボパッケージが奏功して21%増を記録した。コロナ前の19年上期と比較するとマイナスではあるが、回復傾向にある。
なお錠菓市場は上期(1-6月)、販売金額ベースで10%増になったとみられる。