その他企業活動コンビニで子どもがレジ打ちや商品陳列 人と人のつながり実感できる地域づくりへ「ファミマこども食堂」が再開
カナエ モノマテリアルパッケージ

コンビニで子どもがレジ打ちや商品陳列 人と人のつながり実感できる地域づくりへ「ファミマこども食堂」が再開

ファミリーマートは5月24日、コロナ禍で一時休止していた「ファミマこども食堂」を再開した。

再開1号店は「ファミリーマート世田谷瀬田四丁目店」(東京都世田谷区)。

この日の午後4時、親子4組のペアがイートンスペースに集い、自己紹介からはじまり一緒に食事などをしてコミュニケーションを図った。

食事以外にも、こどもたちがレジ打ち体験や商品陳列を体験する企画を実施した。レジ打ちでは、子ども同士が店員役と客役に交互に分かれ「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言葉を交わしながら行われた。

商品陳列体験(ファミリーマート世田谷瀬田四丁目店)
商品陳列体験(ファミリーマート世田谷瀬田四丁目店)

こども食堂は、一般的に、食事支援や孤食の解消、食育など多様なタイプや開催目的がある中、「ファミマこども食堂」はこどもたちが一緒に食事ができる場所づくりを通じて地域交流の活性化を目指すことが最大の特徴。

「ファミマこども食堂」は2019年4月から全国の加盟店で開始。1年間で約360回、累計約4100人が参加するなど広がりをみせていた中で、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け20年3月以降、一時休止を余儀なくされた。

開催にあたっては、本部社員が加盟店をサポート。店舗スタッフの人件費や食材費など開催にかかわる基本費用は本部が負担する。

親子4組のペアがイートンスペースに集い食事などを楽しんだ
親子4組のペアがイートンスペースに集い食事などを楽しんだ

19年の開始以来、地域とつながれる貴重な機会として加盟店からは開催の引き合いが強まっているという。

取材に応じた岩崎浩執行役員マーケティング本部サステナビリティ推進部長は「19年は310店舗の参加店舗数で、約360回開催されており、複数回やられている加盟店様がいる。中には5回程度開催されたお店もあり、手応えを感じている」と語る。

開催後の反響も上々で「参加されたお子さまが喜ばれるのはもちろん。お客様からは“お店の方との距離がすごく近くなった”や“お店を利用するようになった”といったお声が寄せられている。加盟店様からも“お客様との距離が近くなった”や“スタッフを含めて地域社会に貢献しているという気持ちが芽生えた”といったお声をいただく」と述べる。

今後は今回の再開を皮切りに開催店舗を拡大していく。

「地域のお子様をみんなで見守るというのは非常に大事なこと。知らないお子様同士がお友達になったりするという事例が19年の時に生まれている。もっと広義に発展できれば、いじめや非行の防止など地域社会の課題にもつながり働きがいにもつながる」と意欲をのぞかせる。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。