日清食品 ライオンから「ラクトフェリン」など取得 健康ニーズ応え直販強化

日清食品は、ライオンの「ラクトフェリン」シリーズを含む機能性表示食品の一部に関わる事業を取得することで同社と合意した。

ライオンの「ラクトフェリン」シリーズは、「ラクトフェリン サプリメント市場」で14年連続トップシェア。累計の体験者数は200万人に上る。「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」は高めのBMI改善に役立つ日本初の機能性表示食品。

日清食品は企業理念「美健賢食」のもと健康志向に応える商品開発にも注力しており、「ヒアルロン酸を作らせる」機能を持つ乳酸菌を配合した「ヒアルモイスト」シリーズ、「食事の中の脂肪・糖・塩分」をまとめてケアしたい生活者に向けた「トリプルバリア」などを自社グループのオンラインストアなどで販売してきた。今回、健康ニーズに応える機能性表示食品のラインアップと顧客基盤の強化を図ることで、通販・ダイレクトマーケティング事業のさらなる拡大を目指す。

ライオンによると、当該事業を会社分割により日清食品へ譲渡する。対象は「腸まで届ける ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」「同ラクトフェリン 乳酸菌PLUS」など4製品。分割する部門の22年12月期売上高は33億7千700万円、棚卸資産は5億1千100万円。ライオンは日清食品から15億円の金銭交付を受ける予定。効力発生日は11月30日。