惣菜のヤマザキ、アイスラインと合弁会社 コンビニ向けスムージーなど製造へ

袋物惣菜メーカーのヤマザキと製氷や氷関連製品を手掛けるアイスラインは3月31日付で、スムージーなどを製造する合弁会社「アイスマウンテン」を設立した。資本金は1億円で、出資比率はアイスライン60%、ヤマザキ40%。アイスラインの石井希典社長が合弁会社でも代表権のある社長を務め、代表権のある副社長にはヤマザキの山崎朝彦社長が就く。

本社はアイスラインのアイス事業部のある岡山県西大寺新地。ヤマザキの野菜やフルーツなどの原料調達や商品企画力とアイスラインの果汁やピューレなど糖を凍らせることができる製氷技術を組み合わせることで、従来にない商品の開発を目指す。大手コンビニエンスストア向けのスムージー製造を皮切りに、野菜や果物と氷を組み合わせた商品を展開する考えだ。

ヤマザキは「2社の強みや技術を持ち寄ることで、従来にはない新たな商品の開発が可能になる。異なる業種と異なる領域において事業を展開する企業同士で手を組むことがお互いの成長につながると考え、合弁会社設立の合意に至った」と経緯を説明している。