9.3 C
Tokyo
9 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
流通・飲食小売サミット 代官山に渋谷区3店目 スーパー空白地の需要狙う

サミット 代官山に渋谷区3店目 スーパー空白地の需要狙う

サミットは2月、渋谷区内で3店舗目となる「サミットストア代官山鉢山町店」をオープンした。近隣には大使館が多く、服飾店やカフェ併設型書店などが並ぶ。服部哲也社長は従業員に向けた開店前のスピーチで「既存2店舗(笹塚店、渋谷本町店)とは環境が異なり特徴のある街だが、日常の食生活をまかなう商品をきちんと売ることが最大の使命」と述べ、美味しく鮮度が良い商品を品切れせずに提供することやクリンリネスなど、従来と変わらぬ方針を強調した。

代官山鉢山町店の半径500m圏内は同規模のスーパーがなく、人口は1万575人(6千276世帯)。同1㎞圏内に広げると競合店が多く、人口は5万630人(3万274世帯)。

服部哲也社長(サミット)
服部哲也社長(サミット)

売場面積は700㎡、1階と地下1階の2フロア構成で、1階はベーカリーや総菜などの即食商品。総菜売場は、週末はファミリー向け大容量商品を強化するなど曜日や時間帯によって品揃えを変えながら、昼食・夕食ニーズに応える。

地下1階には、生鮮3品をはじめ日配品、加工食品、菓子、冷食、酒類、家庭用品などを品揃えする。青果では店内製造の「フレッシュサラダ」「カットフルーツ」のほか、「フルーツ杏仁」を新たに販売。鮮魚では刺身を充実、精肉ではプリマハムの上質加工肉「代官山シリーズ」を取り扱う。

12台のレジはセルフ精算レジが2台(精算機4台)で残り10台はすべてセルフレジとなっている。従業員数は71.7人(正社員23.5人、パートタイム・アルバイト社員48.2人)。

年間の売上目標は18.5億円とした。チェーン全体で123店舗となる。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。