10.7 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
流通・飲食国分グループ本社 売上高、経常益とも過去最高を更新 22年度連結業績

国分グループ本社 売上高、経常益とも過去最高を更新 22年度連結業績

国分グループ本社の22年度連結業績は売上高1兆9千330億円(前年比2.7%増)、経常利益181億円(30.3%増)、当期利益106億円(61.6%増)の増収大幅増益となった。

昨年は創業310周年を迎え、第11次長期経営計画で掲げる4つの価値創造目標に向けて、グループ全体で力強い歩みが進んだ。各エリアでの共創圏パートナーとの取り組みや、新たな機能によるコト売りビジネスが拡大。相次ぐ値上げへの対応やコスト高の影響もあったが、外食や業務用の回復、ローコストオペレーションによる体質強化が成果を挙げ、売上高・経常利益ともに過去最高を更新した。

売上高の内訳は、食品1兆2千524億円(2.5%増)、酒類5千999億円(4.6%増)、その他805億円(5.6%減)。22年度から収益認識会計基準を適用している(売上高影響は516億円)。

23年度のグループ冠方針は「食の価値創造の実践と循環」。地域密着全国卸である国分グループが有する暗黙知を形式知、実践知へと進化させることで、「パートナーとの価値創造やイノベーションにつながる循環を作る」(國分晃社長)。23年度の経常利益目標は188億円とした。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。