2.4 C
Tokyo
1.8 C
Osaka
2025 / 12 / 27 土曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会新商品開発でビジネス学ぶ イオンとメーカー、高校生が連携

新商品開発でビジネス学ぶ イオンとメーカー、高校生が連携

愛知県では、県内で商業を学ぶ学生を対象に「地域協働ビジネススキルアップ事業」を3年前から5年計画で実施している。この一環で名古屋市のイチビキと敷島製パンと高校生が連携し「献立いろいろ梅みそ」「サンドロールキャラメルソルト」をそれぞれ共同開発し発売した。イオンリテールが展開する東海エリアのイオン・イオンスタイル64店舗で販売している。

事業は名古屋市の愛知商業高校が中心となり県内で商業科を持つ15校が対象。イオンリテールなど地元企業と連携し、マーケティングから陳列など実践的に学ぶことでビジネススキルや起業家精神を身につけてもらう。メーカーと新商品を開発するのは今回が初めて。今回は11校の高校生がマーケティングをもとに新商品をプレゼン。イチビキの「献立いろいろみそ」では、春日井商業高校と古知野高校、敷島製パンの「サンドロール」では一宮商業高校が考案したアイデアを商品化することに決まった。

「献立いろいろ梅みそ」は、人気のロングセラー商品の「献立いろいろみそ」に梅とシソの風味を加えた。さわやかな風味が食欲をそそり、肉と相性が良く、とんかつや炒め物などで活用できる。高校生は「梅の風味はみそとぴったり。パスタと和えるのもおすすめ」と宣伝した。

「サンドロールキャラメルソルト」は、パンに塩キャラメルクリームとミルクホイップを挟んだ。一宮商業高校は「甘いだけじゃないサンドロールを作りたいと提案し、実現可能性を考えながら開発。電子レンジで焦がしキャラメル風にアレンジしてもおいしく食べられる」と話した。

事業に参加したイチビキでは「献立いろいろみそ」はレギュラー、ピリ辛、減塩タイプを展開してきたが、今回の新商品はまったく思いつかないアイデアだった。パッケージも高校生のデザインをそのまま採用。春にも合うピンク色のデザイン、ぜひ手に取ってもらいたい」と話している。

イオンリテールでは、「献立いろいろ梅みそ」は3万個、「サンドロールキャラメルソルト」は約5万5千袋を限定で販売する予定で、売れ行きによって追加販売も検討している。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。