カゴメ トマトジュースなど2月から値上げ オムライススタジアムで需要喚起

カゴメは、23年2月1日の納品分から、家庭用の一部飲料・食品の出荷価格を値上げおよび内容量の変更を行う。トマトをはじめとした農産物原料の高騰に加え、資材費やエネルギー費などの上昇などが理由。

対象商品はトマトジュースや野菜飲料、果汁飲料など家庭用飲料(PET、缶、紙容器含む)86品目およびトマト調味料類、パスタソース、ソースなど家庭用食品65品目。家庭用飲料は6.7~12.5%、家庭用食品は10.1~19.6%値上げ。また2月21日発売分から「カゴメトマトジュース食塩無添加ホームパック」「野菜生活100ホームパック(4種)」「野菜一日これ一杯ホームパック」の各1000㎖を900㎖に変更。出荷価格の改定はしない。

また23年2月1日の納品分から、業務用の一部商品も出荷価格を改定する。対象商品はトマトジュース、野菜飲料、果汁飲料など業務用飲料33品目と、トマト調味料類、パスタソース、ソース、トマトケチャップ、トマトソースなど業務用食品145品目。業務用飲料は6.5~17.5%、業務用食品は6.4~29.0%値上げ。

今回の値上げについて同社では、「原材料価格が高騰しており、これまでの自助努力だけではコストアップの吸収が大変困難な状況のため値上げに踏み切った。値上げに伴い需要が減退しないようにトマトケチャップ、野菜飲料ともに需要喚起に努める。特にトマトケチャップについては、2023年に日本一のオムライスを決める『カゴメオムライススタジアム2023』を開催して、日本全国にオムライスの魅力を堪能できる情報発信を行うとともに、トマトケチャップの需要拡大を図る」としている。

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