東海エリア最大の冷食売場 名古屋・イオンモール熱田リニューアルオープン

イオンモール熱田(名古屋市)は今年2期にわたってリニューアルを実施、その第1期が12日、オープンした。核店舗のイオン熱田も大幅にレイアウトを刷新。売場では、冷凍食品を東海エリア最大級の品ぞろえに拡大し、360㎡に1千400アイテムを並べた。

イオンモール熱田は03年にオープンし、今年で19年目を迎える。これまで多くの人たちに利用されてきたが、地域の環境の変化などで徐々に来場者を減らしていた。

今回のリニューアルでは、「防災」「健康」などで地域住民や行政、企業と協働を強めることで歯車の一つとして、循環型の地域づくりを進める。大きなテーマの一つ「ヘルス&ウェルネス」では、モール内で健康測定会「みんなの健康習慣」を偶数月に開催。4月には、血圧、体組成計、ベジチェックなどの測定結果をクラウドサービスに記録する「健康データ管理サービス」を開始する予定。

核店舗・イオン熱田では、1階の食品売場でレジの待ち時間を短縮する「レジゴー」を導入。拡大した冷食コーナーでは、冷凍野菜や果物、韓国フードなども品ぞろえ。このほか、惣菜を量り売りで提供する「リワードキッチン」を出店したほか、パンや焼き鳥、焼き魚などが食べられる約40席のイートインコーナーも新設した。

鮮魚コーナーでは、地元の漁港から取り寄せた新鮮な魚を対面販売するほか、店舗で真空包装した「フローズンフィッシュ」も充実。精肉コーナーでは人気の飛騨牛を通年でラインアップした。

銘店の今後の回復を見込んで、コーナーを倍に拡大。地元の「両口屋是清」、東京の「西洋菓子鹿鳴館」、神奈川の「満菓惣」、京都の「菓匠清閑院」など新しく9ブランドを加えた。このほか、ハンバーグレストラン「グリル蔵敷」が愛知県初出店している。

また、今秋には第2期のリニューアルを計画。健診、診療、リハビリ機能を併設した総合医療施設など11店舗の新規出店を予定している。