コロナ特需から一年、問われる企画提案力

初の緊急事態宣言から丸一年が経過した。この間、マスクの着用や手洗い・アルコール消毒の徹底、テレワークの定着と生活様式は大きく変わった。

▼昨年の今頃は「不要不急の外出自粛」と「3密回避」が呼びかけられていたが、いつしかそれも当たり前になり、「これぐらい大丈夫だろう」という人々の慣れにつけ込むように、感染者数が再び急増している。まん延防止には、意識と行動を変えるしかないのだろう。

▼コロナ特需で沸いた量販・ドラッグストアの売上げも一巡し、今期はピークの高いハードルがのしかかる。巣ごもり需要は続くが、雇用悪化による所得減少や、総額表示の義務化による店頭価格の「値上がり感」が、今後の消費マインドにどのような影響を与えるかも気がかりだ。

▼前年クリアは容易ではないが、少しでも実績に近づけるための打ち手がないわけではない。昨年春はチラシや販促企画が中止となり、とにかくモノを届けるのが最優先だった。無理に売上げを追いかけて価格競争に陥ることだけは避けたいが、大型連休に向けて巣ごもり消費を刺激するような企画提案に期待がかかる。