在宅率高まり「通販」急伸 売上げ2ケタ増の大手も

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、不要不急の外出自粛が呼びかけられているなか、通販の販売量が増加している。これまでマスクや消毒液、殺菌スプレーなど衛生日用品が多かったが、ここにきて米飯類や即席麺、レトルト食品など日常の加工食品のほか、ミネラルウォーターや機能性飲料、乳酸菌飲料(常温)、健康食品などヘルスケア系の食品・飲料も増えてきた。

政府の要請を受けた一斉休校や、テレワークで働く人が増えたことなどが原因。日本通信販売協会調べ(137社)による今年1月の食料品の売上高は、対前年同月比で0.4%増とほぼ横ばいにとどまったが、健康を除く食品は3.3%と増加(食料品・健康食品の構成比は17%)。通販大手の中には2月以降の売上げが2ケタ増で推移している企業もある。

通販サイト「LOHACO」にもこの間に注文が殺到し、一部で配達日数の遅れが発生。しかも各社の通販利用者が一気に増えたため物流の混乱も起きている模様だ。

需要が増えているのは各地の生活協同組合も同じ。日本生活協同組合連合会が発表した、全国65主要地域生協における1月の総供給高は前年同月比1%減にとどまったが、宅配のうち個配は増加。2月以降は各地の生協で食品や日用品の売上げが伸びている。

普段からまとめ買いの利用が多い会員制ストアのコストコも連日にぎわっており、同社オンラインショップの売れ行きも拡大しているという。