その他介護食介護食市場が拡大 25年生...
エコプロ2026

介護食市場が拡大 25年生産額は3.5%増

 ユニバーサルデザインフード(介護食)の2025年(1~12月)の生産量は7万1381tで前年比0.9%減、生産額は583億円で同3.5%増となったことが、日本介護食品協議会(88社)が会員企業を対象に集計したUDF生産統計で分かった。生産量は微減となる一方、生産額は前年を上回った。

 生産量をみると、市販用は4万31t(前年比7.0%減)、業務用は3万1350t(同8.1%増)。市販用は価格改定による買い控えが影響して減少した。業務用は給食現場の効率化需要、セントラルキッチン化や完調品需要の高まりなどを背景に冷凍タイプを中心に増加した。

 タイプ別では、冷凍が生産量2万1075t(9.1%増)、生産額230億円(11.5%増)と大幅に増加した。特に業務用では、冷凍タイプが全体の66.5%を占めており、施設・病院給食向けの需要が拡大した。

 区分別では、「歯ぐきでつぶせる(区分2)」と「かまなくてよい(区分4)」が数量で増加した。特に区分4は生産量で5.6%増、金額で11.5%増と大幅に伸長した。

 同協議会は、26年度診療報酬改定で「嚥下調整食」が特別食加算対象に追加されたことを受け、「今後、医療・介護施設において均質な物性や食べやすさを有するUDF製品の活用拡大が期待される」とする。

 さらに「在宅介護分野におけるUDF製品のチャネル拡大、給食現場の省力化ニーズの高まりを背景に、UDF市場は今後も重要性を増していくものと考えている」とコメント。

 UDFの製品登録数は、5月末現在で2287品目。前年同期に比べて132品目の増加となった。

関連記事

インタビュー特集