逆光線(コラム)ニーズ多様化に応える新商品...

ニーズ多様化に応える新商品

 寒波の到来に伴い冬物商材の動向が注目される一方、食品業界ではメーカー各社による春夏新商品の発表がピークを迎えている。小売業各社の棚替えは遅れる可能性もある。だが、一部メーカーの商品出荷は2月上旬から始まる。

▼既存商品を含め、コスト高への対応が課題になる。さらに物価高が続く中、消費動向の変化への対応が大きな課題だ。消費者の節約意識は強い。タイパニーズに加え、経済性志向を背景としたコスパニーズへの対応を強化する動きが活発だ。

▼米価格は高止まりしている。卵も高騰し、気候変動を背景に野菜など生鮮食品の価格にも不透明感が強い。米を含む食材価格はメニューにも影響を及ぼす。ごはんだけでなく、うどんやパスタなどの麺、安価な食材を使用するおかずを提案する動きも活発だ。

▼その一方、生活者のニーズは多様化している。贅沢や健康もキーワードの一つになる。家庭内調理に着目すれば簡単調理だけでなく本格調理のニーズも顕在化している。この春夏も新商品を含む新しい施策を通じ、どこまで需要を取り込めるかが焦点だ。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。