日本気象協会 biz tenki
農水畜産業野菜気象データで野菜の相場予測...

気象データで野菜の相場予測 最大15週先の市場動向も 日本気象協会

 一般財団法人日本気象協会は、2017年より気象データを活用した商品需要予測事業を展開してきたが、このほど「野菜の相場予測」を提供する新たな取り組みを発表した。

 野菜の相場は、気温・降水量などの気象条件に大きく左右され、不作や豊作を通じて流通量や価格に大きな影響が出る。そこで日本気象協会が保有する気象データと農作物の取引に関する各種データを活用。野菜産地の気象条件が生育や流通量に与える影響を体系的に分析し、全国の主要市場における野菜の取引価格や取引数量を予測する新たな取り組みを構築した。

 対象野菜はキャベツ、レタス、はくさい、だいこん、にんじん、たまねぎの主要6品目に加え、トマト、ピーマン、ほうれん草など約50品目。全国14の主要市場を対象に、取引価格や数量予測を最大15週先まで提供する。この課題の解決を目指し、ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」に「野菜の相場予測」機能を追加。スマートフォンで簡単に野菜の相場予測の動向を確認。仕入れや販売計画、飲食店等で提供するメニューの検討に活用できる。

 中小規模の事業が利用しやすいようスマホアプリでの情報取得も可能。産地・卸・流通加工・製造・小売・一般生活者などサプライチェーン全体で情報を活用することで、社会全体のロスをなくすことを目指している。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。