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カゴメ 「野菜不足ゼロ」へ22社が集結 業界の垣根を超え多彩な取組み

 カゴメは、2020年に野菜不足ゼロに近づけるための考えに賛同した企業・団体と「野菜摂取推進プロジェクト」を立ち上げ、その一環として「野菜をとろうフォーラム2026」を開設。第3回フォーラムが20日、東京・千代田区の大手町三井ホールで開かれ、参画企業全22社など約300人が参加した。

 会場入口では、プロジェクト参加企業による野菜摂取量を増やすための独自の取り組みがパネルで紹介され、手のひらを測定器に押し当てるだけで推定野菜摂取量がわかるベジチェックには長蛇の列ができた。

参加者は思い思いにベジチェック
参加者は思い思いにベジチェック

 フォーラム1部では、賛同企業を代表してカゴメの奥谷晴信社長がプロジェクトの概要や発足背景、野菜不足をゼロに近づけていくことで、「健康寿命の延伸」という社会課題の解決に貢献したい想いなどを説明。トークセッションでは元プロレスラーでタレントの佐々木健介さんと北斗晶さん夫妻、タレントの山之内すずさんが野菜カラーのファッションで登場。野菜に関するプライベートトークを交えながら、食事で楽しく野菜を摂るコツになどについて語った。セッションに参加した滋賀医科大学医学部の三浦克之教授は、高血圧予防のための新たな指標「ナトカリ比」についての説明。今年は「ナトカリ比」の認知拡大を目指して、11月19日を「ナトカリの日」として記念日に制定されたことを発表した。

左からフォーラムに参加した佐々木健介さん、北斗晶さん、山之内すずさん、三浦克之教授
左からフォーラムに参加した佐々木健介さん、北斗晶さん、山之内すずさん、三浦克之教授

 奥谷社長はプロジェクト概要説明の中で、現在22の企業・団体が連携して活動している、プロジェクトは今年で7年目を迎え、これまでに235件の企画を実施、約19万人が体験し、累計1億9千万人に情報発信してきたことなど説明。「1日の野菜摂取目標量は350gだが、現状では多くの人が不足している。野菜不足を自覚していない人も少なくないため、改めて野菜の必要性やおいしい摂り方を理解してもらうためにさまざまな取り組みを行っている」など語った。

賛同企業の取り組みをパネルで紹介
賛同企業の取り組みをパネルで紹介

 トークセッションで佐々木さんは、「家庭農園が夫婦円満の秘訣のひとつ」「塩分を気にしているので、食事は野菜から食べるベジファーストを心がけている」。北斗さんは孫との野菜収穫の様子について、「孫が自分で採ったピーマンをその場でかじっていたので、こうした経験を通して野菜好きになってほしい」など説明。自身のInstagramでも自炊料理を発信している山之内さんは、「今はズッキーニにハマっている」「外食が続くと体調が落ちてしまうので、心と体の健康を守るために、なるべく自炊で野菜を摂るようにしている」など自身の食事を披露。野菜クイズやベジチェックの説明にも熱心に聞き入っていた。

 第2部では、三浦教授が「野菜の大事さとナトカリ比」について講演。塩分・カリウム摂取の実態を、尿検査によるナトリウム・カリウム比(尿ナトカリ比)で評価する研究が進んでおり、尿ナトカリ比が高い人ほど高血圧や脳卒中・心臓病のリスクが高いとし、減塩だけでなく、カリウムをしっかり摂ることも同じように大切だと指摘し、「野菜をたくさん食べてナトカリ比を下げ、高血圧と循環器病を予防しよう」と呼びかけた。

 フォーラムを終えて奥谷社長は「プロジェクトは7年目を迎え、カゴメだけではなしえないことを各企業の特徴を活かしながら進めている。業界の垣根を超え、珍しい事例もある。今回のフォーラムには4,600名の応募があり、野菜摂取に関する関心の高さに手応えを感じている。野菜の摂取量は目標値の350gには達していないが、地道な活動だが、継続してゆくことで野菜摂取量を増やすことに貢献した」など語った。

奥谷晴信社長(右)と鶴田秀朗部長
奥谷晴信社長(右)と鶴田秀朗部長

 鶴田秀朗マーケティング本部ブランドコミュニケーション部野菜価値共創グループ部長は、「野菜を食べなければならないというアプローチだけではなかなか摂取量は増えない。野菜を育てたり、収穫したり、料理することで野菜に触れる機会を増やし、参画企業と一緒になって提案したい」など語った。

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