加工食品菓子「ばかうけ」には笑いとの親...

「ばかうけ」には笑いとの親和性を追求し目指すは「社員がワクワクして働く会社」  栗山米菓・栗山大河社長が抱負 海外も視野

4月1日から現職の栗山米菓・第4代目社長の栗山大河氏は1994年4月生まれの31歳。

7月28日、本社で発表会に臨み「経験不足は拭い切れない欠点だが、若さがあるのに弱弱しく物怖じしていては何の意味もない。柔軟な発想でスピード感を持って力強く進めていく」と意欲をのぞかせる。

栗山社長は大学卒業後、平和堂に入社。3年間、店頭で働き、そこで身の振り方を決める。

「グロサリを担当して毎日、栗山米菓の商品も品出しして、お客様が手に取られて楽しそうに買い物されている姿を見ていたら、すごく素敵な事業であることが実感できた。こんな笑顔を日本中にもっと増やしていきたいと意思が固まった」と振り返る。

平和堂での3年間を今の経営者としての根幹・原点と位置付ける。

コロナ禍の真っただ中の2020年2月、平和堂を退社し栗山米菓へ入社。マーケティング部に配属され、自身の役割を念頭に置きながら行動する。

「例えば30年後のこととなると、社長(前社長)も経営幹部も当事者になりにくいことから、私自身が誰よりも未来の会社の成長を考え行動していくべきだと考え、実行している」と吐露する。

安心して働ける環境とチャレンジできる環境を整えるべく、評価制度の刷新や福利厚生制度の拡充を率先。「高品質商品を安定的に生産していくことがブランド価値の源泉」との考えから品質保証部の体制も整えてきた。

社長就任後は、情報システム部とAIイノベーション推進室を新設。「ものすごく早いスピードでAIをはじめとする技術が進化し、地方の会社として積極的に取り入れていくべき」との思いを反映させた。

当面は既存事業の理解に努める。

「今の会社の大きな資産は『ばかうけ』をはじめとする商品ブランドと、社員をはじめとする人(人材)。この2つが成長すれば自然と会社も成長すると考え、引き続きこの2つに注力していく」と意欲をのぞかせる。

商品ブランドでは、生活者との接点拡大を目的に様々なコミュニケーション施策を実施している。「売上と同時にブランド価値にポテンシャルがあると考えている。たとえば『ばかうけ』では、もっと笑いとの親和性を追求する施策を行っていきたい」と語る。

会社の将来像については「まだ固まっておらず、“ふわっ”とした言い方をすると、社員の皆さんがワクワクして働いている会社にしていきたい」と力を込める。

〈b〉海外も視野〈/b〉

同社は「たのしい、おいしい、あたらしい」をステートメントに掲げ、創業以来、米菓の新たな可能性に挑戦。今後も伝統を大切にしながら、枠にとらわれない挑戦を続け「Befco(ベイカ フロンティア カンパニー)」として新たな価値を創造していく。

「当社はどちらかというとこれまで効率化を推進し、そこに特化した強みがあるが、今後を考えると、新しい市場を狙っていかないと難しい。米菓以外のカテゴリを伸ばすのか、米菓を他の国の市場で伸ばしていくのか、その両方を考えていて、今年は情報収集している」と述べる。

海外については、グルテンフリー食品の浸透に着目する。

「アメリカではグルテンフリーが思っていた以上に浸透し、日本以上にお米の文化が根付いているのかもしれない。スーパーに、お米由来のスナックやお米由来のベビーフード、ペットフードが置かれている。お米のポテンシャルが感じられ、世界に向けてわれわれも提供できるものがありそうな感じがする。今後、具体的に落とし込んでいきたい」との考えを明らかにする。

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