逆光線(コラム)エンゲル係数、過去43年で...
カナエ モノマテリアルパッケージ

エンゲル係数、過去43年で最高に

職業柄、「何年ぶり」「過去最高」に反応してしまう。2024年のエンゲル係数もその一つ。2人以上世帯の消費支出に占める食料品の割合は28.3%と1981年以降では43年ぶりの高水準という。

▼「日本は食へのこだわりが強い」「中食シフトが進んでいる」といった見方もあるが、実感として生活の豊かさとは程遠い。昔教科書で習った「エンゲル係数の上昇=豊かさの低下」が最も腹落ちする。

▼教養・娯楽への支出減もエンゲル係数を押し上げる要因の一つ。然もありなん。東京ディズニーランドの入園料は2023年に1万900円(変動価格の最大値)と過去最高に。1983年開園当初(3900円)の3倍となれば、子ども連れで気軽にといった価格でもあるまい。

▼世の中はデフレからインフレ時代へと移行した。昨年からのコメ価格急騰がダメ押しとなり、生活コストは格段に上がっている。備蓄米放出後、コメ平均店頭価格は先ごろ「18週ぶりに0.4%値下がりした」というが、いかにも次元が低い。「何年ぶり」「過去最高」の対策が待たれる。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。