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流通・飲食小売“キソアピ”を再リニューアル 「アピタパワー木曽川店」 シニア中心顧客の要望取り入れブラッシュアップ
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

“キソアピ”を再リニューアル 「アピタパワー木曽川店」 シニア中心顧客の要望取り入れブラッシュアップ

ユニーが展開する愛知県一宮市の「アピタパワー木曽川店」が9月13日、リニューアルオープンした。「キソアピ」の愛称で親しまれる同店舗は22年に刷新したばかり。しかし、シニアを中心とする顧客の要望に柔軟に対応し、さらなるブラッシュアップを図るため再リニューアルに踏み切った。

同店では22年にアピタ木曽川店からアピタパワー木曽川店に変わり、売場を大きく調整した。1階では、人気の高い生鮮売場を強化し、精肉売場を2倍に拡大。冷凍肉のアイテム数を4倍にした。鮮魚売場でも直営の「魚優」を展開するなど、この2年は右肩上がりで好調を続けている。

ただ2階では、ドン・キホーテがテナントに入った一方、書店がなくなり、衣料品売場も縮小していた。

今回のリニューアルでは、要望の多かった書店を復活し直営の「夢屋書店」を配置し、衣料品売場や靴売場を拡大した。

また、直営のコスメ専門店「変身共和国」もオープンし、ニューファミリー層の新規取り込みも図った。

アジアンコスメやキャラクターグッズなど10代から50代をターゲットにした「変身共和国」は、ユニーで4店舗目、尾張エリアでは初の出店。さらに食品売場では、2階の刷新を前に強みである生鮮の強化に取り組むとともに、菓子売場を強化し、シニア層とニューファミリー層を意識した改装を行っている。

葉山敬店長は「地域に根差した店舗として、お客様の声に最大限応えるために改装した。これからも要望に応えていくので、キソアピを利用してもらいたい」と話している。

PPIHの決算では、ユニーはPPIHグループに入って5年間で売上高は114.7%。19年2月期の売上高6127億円が24年6月期7029億円に成長した。ユニー業態の1店舗の年間平均売上は31.6億円から35.3億円と増収。

今後の戦略として「収益体質の改善」から「客数の改善」に向け、次のステップへ進める。また、「既存顧客については『闘うユニー』として価格対抗を継続することで成長を目指す」としている。

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