逆光線(コラム)鍋とカレーと冷奴
カナエ モノマテリアルパッケージ

鍋とカレーと冷奴

この夏はずいぶん冷奴の世話になった。夜でも30度超えの蒸し暑い毎日。キリッと冷えたビールとともに夕餉に欠かせない、財布にもやさしいクールな存在だ。

▼ところが、である。白いステージを飾るネギや生姜、かつお節、みょうがなどの価格が軒並み上昇。薬味を一から買い揃えるとなるとイニシャルコストは爆上がり。冷奴1回分の使用量は限られているが、それでも全盛りすれば居酒屋値段にランクアップする。

▼そういえば「カレーライス物価」なる言葉も夏頃からよく聞くようになった。食材や水道光熱費など、カレーライス1食当たりのトータルコストを示す数字で、このところ最高値を更新しているという。じゃがいも、人参、玉ねぎなどの相場は秋になって落ち着いてくる見通しだが、今度は米の価格が上がってきた。世の中、なかなか上手く噛み合わない。

▼さて、朝夕の気温が下がってくると鍋料理が恋しくなってくるが、これも肉や魚介、葉物野菜などの価格次第。わが家でも気を揉んでいる。すべての食材で高値が続くとなると、湯豆腐の出番が増えそうだ。

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