13.2 C
Tokyo
9.4 C
Osaka
2026 / 03 / 04 水曜日
ログイン
English
加工食品即席麺・即席食品韓国「ブルダック炒め麺」快進撃! 25%成長、激辛フードの主役へ ポテチ発売、世界観広げる

韓国「ブルダック炒め麺」快進撃! 25%成長、激辛フードの主役へ ポテチ発売、世界観広げる

韓国発の「ブルダック炒め麺」が快進撃を続けている。

“激辛”を象徴するブランドとして海外市場を積極的に開拓し、日本法人の三養ジャパンも毎年25%以上の成長が続く。キャッチコピーは「辛すぎ!でも旨すぎ!」。人気No.1の「カルボナーラブルダック炒め麺」を主力に、豊富なラインアップから好みにあわせて選べる。近年は同じブランドでソース、トッポギ、スナックなどの新商品も次々に発売。「ブルダック」の世界観を拡大中だ。同社は「激辛フードを代表するグローバルなトップブランドを目指す」と意気込む。

火付け役は英国ユーチューバー

「ブルダック」ブランドの誕生は2012年。当初から世界市場への展開を標榜しハイスピードの成長を遂げてきた。いまや韓国・三養食品はブルダック製品を約100か国に輸出。売上は単一ブランドで約6千億円に達する。火付け役はイギリス人のユーチューバーだ。14年に“ファイヤーヌードル”として激辛炒め麺の「ブルダックポックンミョン」にチャレンジする動画が投稿され、各国でバズったという。

三養ジャパンは19年に設立。「ブルダック炒め麺」シリーズとして、「オリジナル」「カルボナーラ」「チーズ」の日本版パッケージを翌20年に発売した。

その後の売上は驚異的な伸びをみせる。キャラクターの「ホチ」が醸し出す親しみやすい雰囲気とは裏腹に、ほかの商品では味わえない刺激的な辛さのソースとモチモチ食感の麺にハマるユーザーが続出した。またコロナ禍が長引いた影響もあり、韓国ラーメンで旅行気分を味わいたいとのニーズにも合致した。ちなみに、地元韓国でホチは「辛さのテロリスト」の異名を持つ。

焼きそばブルダック炒め麺
「焼きそばブルダック炒め麺」

日本で「ブルダック炒め麺」の売れ筋1位は「カルボナーラ」。激辛をベースとしながらも、クリーミーなホワイトソースとのコンビネーションが絶妙だ。2番人気は黒いパッケージの「オリジナル」。強烈な辛さが一度食べたらやみつきになる。

23年2月、日本人の嗜好にあわせた「焼きそばブルダック炒め麺」を各国に先駆けて発売した。独特の辛さとお祭りの屋台を想起させるソース焼そば味を組み合わせた。当初、日本でしか買えない「ブルダック」として話題沸騰。韓国で同年7月にデビューしたが、それまで日本旅行のお土産としても人気を呼び、「図らずもインバウンド効果を生んだ」(同社)。

辛い料理と言えば「ブルダック」に

「テングル プルコギクリームパスタ」
「テングル プルコギクリームパスタ」

「ブルダック」は炒め麺を大黒柱に、ソース、トッポギ、タンミョン、スナックとラインアップを拡大中だ。そして、24年6月上旬に新商品でポテトチップスを発売予定。「ブルダック炒め麺」ならではの旨辛を前面に押しつつ、複数のフレーバーを展開していく計画だ。「商品カテゴリーを広げ、他社とのコラボレーションなども実施し、生活者とのタッチポイントを増やしていく。辛い料理を食べたくなったら『ブルダック』をイメージしてもらえるようにしたい」(同社)。

一方、2月に韓国料理とパスタを融合させた海外専用の「tangle(テングル)」ブランドを日本で発売開始した。「プルコギクリームパスタ」と「キムチロゼパスタ」の2フレーバー。もっちり生麺食感のノンフライ麺に、韓国ならではの味付けに仕上げたソースがよく絡む。

同社は「激辛の『ブルダック』ではリーチできないユーザー層の獲得が狙い。北米で先行発売していたが、日本の市場でも非常に良い手応えを得ている。グローバルで大きなブランドに育てていく」と展望する。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。