8.1 C
Tokyo
5.5 C
Osaka
2025 / 12 / 11 木曜日
ログイン
English
小売CVSセブン⁻イレブン「手巻きおにぎり」消費期限延長 管理衛生レベル強化し8時間鮮度延長 今夏・全国導入 機会ロス・食品ロス低減

セブン⁻イレブン「手巻きおにぎり」消費期限延長 管理衛生レベル強化し8時間鮮度延長 今夏・全国導入 機会ロス・食品ロス低減

 セブン-イレブン・ジャパンは今夏をめどに全国でオリジナルフレッシュフードの主力商品である「手巻きおにぎり」定番5品の消費期限を延長して販売していく。

 品揃えの有無により発生する店舗での機会ロスと廃棄ロスの低減を目指した動き。

 製造工程を見直し、供給部・成型部・包装機の管理衛生レベルを強化することで8時間の鮮度延長を行い、消費期限を1日以内から24時間超とした。
 3月5日から首都圏から消費期限を延長した「手巻きおにぎり」を順次導入している。夏までには全国で消費期限を延長する。

 3月27日の戦略発表会で、青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長兼商品本部長は、「店舗の従業員にとっても、廃棄のリスクが減少し安心して発注していただける。機会ロスが防止でき、食品ロスも低減できると確信している」と期待を寄せる。

 消費期限延長による米の劣化については「1年以上のテストを一部の地区で行い、安心・安全と、お米の劣化防止が確認できたため、満を持して3月から本格的に広げていく」と説明する。

 今後は製造時間の見直しも検討する。

 「製造年月日表示だった頃は“新しい”ことがお客様の購入時のポイントの1つであったため、午前0時をまたいだところから製造が始まるのが主流だったが、期限表示に切り替わっているため、鮮度延長を行いながら、製造時間も将来歴には夜間偏重から昼間のほうに変えていきたい」と語る。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。