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相模屋食料 鳥越淳司社長 丸福食品を最短で黒字化 供給を守ることがテーマに

豆腐トップの相模屋食料は豆腐文化を守るために事業継続支援に取り組んでいる。昨年9月に丸福食品(大阪府枚方市)の豆腐製造事業を譲り受け、これまでの再建の取り組みでは最短となる2か月で黒字化を達成した。鳥越淳司社長に昨今の取り組みを聞いた。

  ◇  ◇

今2月期のグループ売上は400億円を超える見通しだ。404、405億円になりそうだが、現時点ではまだ予断を許さない。大雪の影響で1億円分の出荷が減ることもあり得る。

秋冬商戦も販売好調だ。一番の好調商品は木綿で、全く足りない。3個パックは冬になってようやく落ち着いたが、普通の6Bがよい。2連との兼用ラインがあったが、6B専用に集約した。また、冬に充填の帯巻き3Pがフル稼働となり驚いている。

グループ会社は全部で11社になった。今赤字なのはギトー食品だけで、丸福食品は9月15日からグループになり、11月に黒字化できた。これまでの最短で2か月。一番の成功事例だ。丸福食品では伝統的な絹厚揚げを極める考えだ。

ギトー食品は大幅な値上げの影響もあり、稼働が落ちたが、それは問題ない。安売りするつもりはない。少し我慢をしながら黒字化を達成する。10億円ほどかけて工場を改装した。関西圏の販路で同社品を販売していく。

まだそれほど表面化していないが、豆腐業界の需給はかなりタイトになりつつある。有力メーカーが一品退いていくたびに、他の有力メーカーに声が掛かる。当社は最後の砦のようなもので、基本的に受けざるを得ない。

売場側は「価格は高くてもよいから」と言うが、もはやそういう問題ではなくなってきた。作れるか、作れないかの製造キャパの問題で、現状はオファーを受け切れない。「納価が上がってもよい」と言っても、選択肢がないことにスーパー側も気付くはずだ。

豆腐の需要が上がる一方で、供給先はどんどん減少する。これからは供給を守ることが一つのテーマになってくる。ライン増設も従来のように攻めるためのものではなく、供給を守るための設備投資になる。ベーシックの木綿や絹豆腐、厚揚げなどの商品群はそうなっていく。

それぐらい市場は供給がひっ迫しており、現在豆腐業界では何とかしようと取り組んでいるが、そもそもメーカーが潰れないようにしないと、どこかのメーカーがフォローするということが今後はできなくなる。

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