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シマダヤ コア事業の「深化」と「成長」に挑戦 「鉄板麺」など基幹ブランド強化

シマダヤは24年春夏シーズンに向け、基幹ブランドをさらにブラッシュアップし、収益基盤の強化を目指す。

家庭用チルド麺では、「鉄板麺」と「もみ打ち」の両ブランドで品質向上と新商品投入を行うほか、新たに「町中華」シリーズを立ち上げ、皿うどん2品を発売する。発表会の席上、岡田賢二社長は「コア事業である家庭用チルド麺と業務用冷凍麺の『深化』と『成長』に挑戦していく。持続的成長を実現するため、24年は端境期の品揃えを拡充するなど、基盤固めの年にしたい」と語った。

上期の業績は増収増益。第3四半期は残暑・暖冬に見舞われながらも堅調に推移したようだ。

岡田社長は「家庭用チルド麺は『流水麺』が猛暑で伸長し、秋以降も売場を継続して確保できた。西日本では『太鼓判』ブランドが貢献。冷凍麺は家庭用が安定した売れ行きを見せ、業務用は外食ルートの復調で拡大した」と述べ、「2年連続で価格改定を実施したが、食数で実績をキープできたことは大きい。当社がこれまで注力してきたブランド商品の強みを再認識した」とも語った。

春夏商品は曽根田直基取締役企画部長が説明。引き続き健康・簡便・高品質などの頭文字をとった「7K」をキーワードに開発した。おいしさに磨きをかけながら、SDGsへの取り組み強化として国産原料使用の拡大、賞味期間延長によるフードロス削減にも取り組む。

家庭用チルド麺は、焼麺類の価値向上を図るべく、ほぐし油を大幅改良。「鉄板麺」「富士宮やきそば」「3食焼そば」などの麺のほぐれが改善した。

「鉄板麺」和風だし醤油味(シマダヤ)
「鉄板麺」和風だし醤油味(シマダヤ)

うち基幹ブランド「鉄板麺」は、既存品を「縁日屋台ソース味」にリニューアルするとともに、新規ユーザーを開拓すべく「和風だし醤油味」と「旨辛コチュジャン味」を追加。賞味期間は15日間から21日間に延長。価格は320円(税別、以下同)。

一方、新たに「町中華」ブランドを立ち上げ、「皿うどん」2種(細麺・太麺)を商品化。白湯味の濃厚あんと絡めて食べられる。365円。家庭で親しみやすいおいしさを手軽に楽しめることがポイント。

「もみ打ち」ブランドでは「ざる麺」を強化。「豚骨魚介つゆ」のつゆを改良したほか、東北エリア限定で「辛味噌つゆ」を発売する。350円。

「町中華」皿うどん太麺 白湯味(シマダヤ)
「町中華」皿うどん太麺 白湯味(シマダヤ)

生中華麺のうち「『もみ打ち』生冷し中華 醤油味」「『同』ざる麺 ごまだれつゆ」「『時計台』らーめん 旨味醤油味 2食」などは賞味期間をそれぞれ40日間に延長。

業務用冷凍麺は、主力ブランド「真打」シリーズの既存品「やぶそば」を刷新、品質向上した「『真打』藪そば200〈ミニダブル〉」として提案する。そば粉の配合割合を3割から5割に増やし、さらにでんぷん不使用の麺に改良。そば本来の風味やおいしさが一段と楽しめるようになった。

なお04年から販売してきた「α麺」シリーズは、「日本そば」を除く4品(「讃岐うどん」「中華めん」など)を3月末に終売する。岡田社長は「目的は生産キャパシティのタイトな状態を改善すること。苦渋の決断だったが、業務用商品のさらなる安定供給につなげたい」とした。

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