10 C
Tokyo
13.1 C
Osaka
2026 / 02 / 15 日曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)異常気象を止めるのは

異常気象を止めるのは

贔屓のりんご農園より今年は蜜入りが良くないからと、事前にことわりがあった。実を樹上熟成する10月に極端に雨が少なく、真夏のような暑い日が続いたことが影響したという。

▼地球温暖化による農産物への影響は、取材でも耳にする機会が増えた。高齢化による労働者不足により作物の生産量が漸減していたところに、異常気象やそれに伴う病害が直撃した。農産品を使う比率が高い加工食品メーカーでは、原料確保がさらに厳しくなり、業者間の争奪戦に拍車がかかっている。

▼そばに使う玄ソバの実は今年、国内の4割を占める北海道の収穫量が前年比6割減となった。収量低下とともに品質のバラツキも大きく、1等級に値するものが少ない。某そばメーカーの幹部曰く、異常気象を異常と感じるのではなく、もはや日常と捉えている。品質維持のためには、配合率をはじめ生産全般を見直す必要があると話す。

▼今年は世界中で異常気象が続き、緩和の緊急性を考えるきっかけになった。気候変動対策の取り組みは企業で活発化しているが、われわれ個人ができることも身近にある。異常を止めてくれるのは、他人ではなく他ならぬ自分だ。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。