13.8 C
Tokyo
13.7 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
飲料系飲料キリンビバレッジ、ペットボトルの水平リサイクルで小田原市・豊田通商と協働

キリンビバレッジ、ペットボトルの水平リサイクルで小田原市・豊田通商と協働

 キリンビバレッジ、神奈川県小田原市、豊田通商は「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定書」を11月7日に締結した。この協定により、小田原市で排出される使用済みペットボトル(PET)のうち年間約280tを水平リサイクルできる見込み。

 小田原市で回収された使用済みPETは、豊田通商がリサイクルPET樹脂に再原料化する。リサイクルした新たなPETは、キリンビバレッジの「生茶」などの一部商品に使用される。併せて、市民へのペットボトルの分別回収に関する啓発活動にも協力して取り組んでいく。

 7日の協定締結式に出席したキリンビバレッジの常務執行役員首都圏統括本部の村山浩義部長は「キリングループは、2027年までに国内のリサイクル樹脂使用比率50%を目標にしている。小田原市で回収されたペットボトルのリサイクルを通して、経済的合理性のあるペットボトルの資源循環を推進したい」と語った。

 キリンホールディングスは、2021年4月に小田原市と包括協定を締結。双方の資産を有効活用し、SDGs推進につながる取り組みを通して、市民生活の質の向上・地域社会の活性化を目標としている。今後もキリングループと小田原市は協力して取り組みを展開する方針。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。