7.7 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
飲料系酒類食事に「合う」は当たり前? おいしさ「引き立てる」新チューハイ「サッポロ クラフトスパイスソーダ」登場

食事に「合う」は当たり前? おいしさ「引き立てる」新チューハイ「サッポロ クラフトスパイスソーダ」登場

家飲みでも1杯目から缶チューハイを楽しむ人が増え、食中シーンでRTDの存在感が高まる。各社とも「食事に合う」をキーワードにした商品開発に力を入れるなか、一歩進んで「食事を引き立てる」を打ち出したのがサッポロビールだ。

9月12日発売「サッポロ クラフトスパイスソーダ」。8種のスパイスを使用し、炭酸の心地よい刺激と無糖の甘くないおいしさを実現。レモンをはじめ果汁系が大半を占める缶チューハイ市場へ、これまでにないスパイスフレーバーを提案する。グループ企業のスパイスメーカーであるヤスマとのタッグにより開発した。

「食中酒ニーズの受け皿として拡大する無糖RTDについて『食事に合う』とする声が多いが、よく聞いてみると『食事の邪魔をしないからいい』という理由で支持している人が多い。邪魔をしないだけでなく、食事がもっとおいしくなる缶チューハイなら、食事時間の満足度をさらに高められると考えた」。29日にメディア向けに開催された「クラフトスパイスソーダ実食体験会」で、ブランドマネージャーの高原務氏が説明した。

「着目したのは果汁ではなくスパイス。今までは『無糖』というとレモンなどのフレーバーが多かったが、ゼロからの足し算で無糖のおいしさを作った」。

POPでも料理を前面に引き立てた(サッポロ クラフトスパイスソーダ)
POPでも料理を前面に引き立てた(サッポロ クラフトスパイスソーダ)

食中酒として主流のレモンサワーなどは食事の邪魔をせず味をリセットする「±0」の役割を担っていたのに対し、食事をよりおいしく感じさせるというプラスの価値を提案するクラフトスパイスソーダ。この日の体験会ではとくに味わいを引き立てるメニューとして、エビチリ、そして豚の生姜焼きの試食が提供された。

記者も試してみたところ、これは納得。エビチリの甘辛いソースや生姜の効いたタレの味わいに絶妙なスパイスの風味が添えられることで、料理が持つおいしさがふくらむ。

放映中のCMでも、夫婦役を演じるお笑いコンビのシソンヌが生姜焼きとの好相性を伝える。発売週のSNS投稿は1千400弱とRTDとしては非常に多かったといい、反響に手ごたえをつかんだ。5日から始まるカレーの祭典「下北沢カレーフェスティバル2023」に協賛し、スパイシーなカレーの味わいを引き立てる特徴をアピールする。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。