尾家産業は5日、福岡市の福岡国際センターで「2023秋季提案会」を開催した。今提案会のトータルテーマは「FeeL五感ヲ研ギ澄マセテ」。今回は立体感を意識した売場づくりを実践。味覚・視覚・聴覚・触覚・嗅覚を刺激する提案会を目指す。なお、出展メーカーは初出展9社を含めた166社(福岡会場は全75社)。
特別企画では今回初めて暑い時期の開催として、受付後に4種類のドリンクや水を備えた「ウエルカムドリンクコーナー」、味、見た目、音、食感、香りが特徴的なメニューを訴求する「五感でたのしむグルメ」、出展メーカーの新商品を紹介する「新商品一気見せ!」などを展開。プライベートブランドコーナーでは今すぐ使えるシリーズの新商品をはじめ、勤続30年以上の同社ベテラン社員が選出した今一度紹介したいプライベートブランド商品を取り揃え、同社の幅広い提案力を前面に出した提案会となった。
野々村透取締役上席執行役員西日本統括は「西日本エリア全体の4~8月の売上実績は対前年比125%と好調に推移。訪日外国人客が増えている影響で観光業やホテル、居酒屋などの売上もコロナ禍前の状況に回復してきている。同じく介護・ヘルスケア事業も売上が堅調に伸びている。今後は調理師免許を保有している働き手が高齢化で離職する可能性が高まる見通しとなっているだけに、引き続き省人化環境に留意したメニュー提案開発に力を入れていきたい」とコメントした。