豆乳 引き続き消費低迷 節約強まり買い控えも

日本豆乳協会調べによる今年4~6月期における豆乳類全体の生産量は、前年同期比93.1%の9万9千501㎘と引き続き前年を下回った。

品目別では、「豆乳(無調整)」は3万1千575㎘(95.8%)、「調製豆乳」は4万7千326㎘(92.6%)と減少傾向。また、「果汁入り豆乳飲料」は4千305㎘(98.1%)とほぼ前年並みだったが、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は1万2千843㎘(86.1%)と振るわなかった。なお、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーも3千452㎘(97.0%)にとどまった。

低迷理由について同協会では、「社会情勢やエネルギー問題などの外部環境の影響で、あらゆる場面での値上げが相次ぎ、生活者が様々な食品・飲料の買い控え、特に4~6月期は生活者の消費マインドの低下、買い控えなどの影響があったことから、豆乳類の生産量も前年同期を下回った」とし、「7~9月期はメーカー各社の新製品も投入されることから、生産量の増加が期待される」としている。