14.3 C
Tokyo
10.4 C
Osaka
2025 / 11 / 28 金曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会ニップンがトルコ料理教室 震災復興支援へ日本・トルコ協会と共催
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ニップンがトルコ料理教室 震災復興支援へ日本・トルコ協会と共催

ニップンは7月12日、日本・トルコ協会との共催で「第68回トルコ料理教室」を本社ビルで開催した。同イベントは2月に発生した「トルコ南部地震」からの復興に向けた努力を続けるトルコを応援するために開催。計40人の参加者がトルコ料理レストラン「イズミル」オーナーシェフのエリフ・アガフルさんによる4品のトルコ郷土料理のデモンストレーションを見学し、試食を楽しんだ。

冒頭、コルクット・ギュンゲン駐日トルコ共和国大使は「本日のメニューを通して日本でも知られていないわれわれの食文化と魅力を楽しんでいただきたい。幾度も開催されている料理教室は、トルコの魅力をよりよく知っていただく機会になるだろう。あらためてご参加いただいた皆さんとニップンの前鶴社長にお礼を申し上げたい」と感謝の言葉を述べた。

前鶴俊哉社長(ニップン)
前鶴俊哉社長(ニップン)

ニップンの前鶴俊哉社長は「当社の澤田浩前会長は長きにわたり日本・トルコ協会にかかわらせていただき、約7年間協会長を務めた。ニップンとしても10年ほど前からトルコのパスタに関するビジネスを行っている。自身も現地の会社や工場を訪問し、日本の品質に対する意識を理解していただいた。トルコにはロシアによるウクライナ侵攻の中で黒海経由の原料小麦の輸出に関して大変ご尽力をいただいている。そのおかげで世界的な小麦の需給や価格が安定している状況だ。今回の料理教室を通じて世界3大料理として知られるトルコ料理への造詣を深めていただくとともに、トルコの文化に触れて素晴らしさを感じてほしい」と語った。

エリフ・アガフルさんによる4品のトルコ郷土料理の調理を見学
エリフ・アガフルさんによる4品のトルコ郷土料理の調理を見学

ニップンは98年から「トルコ料理教室」に協賛し食材などを提供。同社ではトルコ南部地震の被災地を支援。日本・トルコ協会や国際連合世界食糧計画WFP協会などを通じ義援金を拠出しており、今回の料理教室の参加費も日本・トルコ協会を通じてトルコ共和国大使館へ全額寄付する。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点