その他食品値上げ続く 生活者に節約疲れも インテージ調べ
カナエ モノマテリアルパッケージ

食品値上げ続く 生活者に節約疲れも インテージ調べ

マーケティングリサーチ会社のインテージが食品・日用雑貨などを対象に店頭販売価格の値上げについて調査したところ、値上げは高止まり傾向にあるが、特売品やクーポンの利用割合は横ばいから微減となり、一部生活者に節約疲れの動きが見られることが分かった。

調査は、同社が全国約6千店舗より収集している販売データ、SRI+(全国小売店パネル調査)をもとに実施。23年6月と20年平均を比較すると、「キャノーラ油」が185%、「サラダ油」が151%と高止まりしているほか、「マヨネーズ」が約1.5倍、チーズ、砂糖、醬油なども1.2倍を超えてきた。大手メーカーの値上げを背景に、袋ラーメンが118%、カップラーメンが114%と上昇してきたことも特徴的。

一方、生活者への意識調査では一部に節約疲れの傾向が見られる。昨年までは節約のために「特売品を購入」や「クーポンを利用」などの割合が上昇傾向にあったが、今回の調査では横ばいから減少に転じた。同様に「外食の利用回数を減らす」も低下。「プライベートブランドを購入」や「まとめ買い」は若干増えたものの、全体的には節約志向がやや弱まり、購買行動に変化が見られた。

ただし、生活者が食品を購入する業態として、割安感のあるドラッグストアが存在感を高めている。特に値上げが本格化した22年以降の伸び率が大きい。直近6月とコロナ禍前(19年の月平均)の販売金額を比較すると、スーパーマーケットの104%に対し、ドラッグストアは132%となった。

関連記事

インタビュー特集

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...