13.9 C
Tokyo
13.1 C
Osaka
2025 / 11 / 01 土曜日
English
流通・飲食国分西日本 協業で“コト売り”に力 近畿エリア展示会
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

国分西日本 協業で“コト売り”に力 近畿エリア展示会

国分西日本は7月4日、帝国ホテル大阪で「近畿エリア秋季展示商談会」を開いた。380小間(メーカー270小間、国分オリジナル76小間、企画34小間)を用意し、約6千アイテムを展開。得意先約1千人が来場した。

WEBメディアのmacaroniと連動したJワイン(日本ワイン)の販促企画、関西総合センターの加工機能を活用した商品開発、ゼロカラ社との協業による超高速冷凍商品の紹介など、商品だけでなく様々な“コト売り”を随所で展開。

このうち、関西総合センターのコーナーでは、バルクからパック詰めにした大豆ミート、個包装の輸入スイーツなど小売やメーカーの要望に応じ加工した低温商品を並べた。小売業を中心にニーズが強まっており、近畿だけでなく中国地方などからの引き合いも増えているという。

また、macaroniを活用した販促については「SNSを専門的に扱う企業と組むことで、商品の見せ方や拡散の仕方など新たな提案ができる環境が整った」(マーケティング部)としている。

キユーピーとのコラボによる「カンパイ、サラダ。」のコーナーでは、飲食店向けに、乾杯の酒類に合わせたサラダメニューを提案。担当者は「サラダを最初に食べることで血糖値の上がり方が緩やかになる。サラダ一品が加わり、店の点数アップにもつながる」と健康と売上の両面でプラスになるとアピールしていた。

このほか、ノンアルと韓国食品を軸にした家飲み、豆乳やアーモンドミルクといった注目カテゴリーと合わせた秋冬の乾麺、地域商材を使った「ほっとドリンク」など、テーマに沿った企画コーナーを設け来場者の関心を集めていた。

川野政治社長の話 開場直後から途切れることなく、予想以上に多くの方に来場いただいている。

値上げ基調の中で節約志向も強いが、欲しいものは価格を気にせずに買うという消費行動もある。今回はゼロカラやmacaroniなどと組んだコト売りに力を入れている。従来のように量を売るのではなく、卸としての新たな提案により、こうしたニーズに応えていきたい。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点