10.7 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
流通・飲食事業領域拡大へ取り組み 30周年の日本アクセス 服部社長が方針

事業領域拡大へ取り組み 30周年の日本アクセス 服部社長が方針

日本アクセスは5月26日、ホテルニューオータニで「2023年度経営方針発表会」を開催した。経営方針説明会では、佐々木淳一会長が前期決算概況、第8次中期経営計画の骨子を説明するとともに、7年間の社長在任期間を振り返った。日本アクセス30年の歩みを動画で紹介した後、服部真也社長が引き継いだ。

佐々木会長は「メーカーさまの支援で過去最高益を更新、トップラインも上がった」と感謝するとともに、「この30年で経営環境は大きく変化したが、フルライン物流の広域ネットワーク、新物流システムの創造を目指した合併時のビジョンは正しかった。やり残したEC事業、情報卸事業、海外事業は服部新社長に託したい」と述べた。

佐々木淳一会長(日本アクセス)
佐々木淳一会長(日本アクセス)

服部社長は今年度経営計画、事業戦略、定量計画について説明した。特に経営方針で掲げる、「卸売事業・ロジスティクス事業での既存事業・領域の拡大」、フルライン化に向けた強化分野では新たなビジネスモデルの創出、マーケットイン発想によるオリジナル商品の開発強化を詳細に説明。情報卸として取り組むOne to OneマーケティングではLINEミニアプリによる広告配信の実証効果を参加者に強調した。

説明会終了後は懇親会場に移り、来賓を代表し石井敬太・伊藤忠商事社長があいさつ、藤江太郎・味の素社長が乾杯の辞で日本アクセスにエールを送り祝宴に入り、佐藤雅俊・雪印メグミルク社長の中締めで散会した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。